Asian River Restoration Network (ARRN)

アジア諸国における河川再生に関する情報交換を目的とした組織として、2006年11月ARRNが設立されました。日本におけるARRNの活動は、日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)が担います。

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新着図書紹介「多自然型川づくりを越えて(2007.4)」

02-0002.JPG 治水も環境も共に満たす川づくりとして、多自然型工法は90年代に急速に普及しました。15年を経て、生態系への理解、現場の技術者の育成、河川用地の確保等、課題は山積しているなかで、本書では、実践を踏まえた多自然型川づくりの基本をまとめ、さらに、自然と共生し、都市・地域の軸となる「空間としての川づくり」を提案しています。

・著 者:   妹尾優二、吉村伸一、 吉川勝秀(編さん)
・出版社:  学芸出版社 (2007/04)
・価 格:   ¥3,360 (税込)



<主要目次>


第1章 多自然型川づくりをめぐる経過と展望

1)川づくり、河川整備の経過
(1)この100年の川をめぐる状況の推移
(2)この100年の川の変貌
(3) 20世紀後半の川の整備、河川管理の背景
(4)多自然型河川工法の導入前の先駆的取り組み
(5)河川法の改正

2)従来の川づくり、河川整備の基本事項
(1)河道の計画の視点(治水面からの視点)
(2)川の動態
(3)川づくり、河川整備の機会と河川管理

3)従来の多自然型川づくりの基本事項
(1)基本とされてきた事項
(2)実施段階での配慮、モニタリングと改善
(3)災害復旧・改良復旧工事での多自然型川づくり

4)多自然型川づくりの問題点と今後の展望
(1)多自然型川づくりの検証
(2)河川用地という本質的な課題
(3)多自然型川づくりを越えて

第2章 多自然型川づくりを越えて:自然河川工学からの展開

1)川の構造と河川生物の関係
(1)河川に生息する淡水魚類とその特徴
(2)河川形態と生息環境の分類
(3)河川内での魚類生息環境

2)多自然型川づくりの生態学的な問題点
(1)護岸
(2)魚類生息施設としての水制工
(3)正常流量と水深確保対策としての低々水路
(4)魚道の設置

3)自然河川工学論

4)自然河川工学の実践
(1)河道計画法線および断面形状の考え方
(2)護岸の考え方
(3)河川横断構造物(砂防施設、床止工、水制)の考え方
(4)魚道(自然河川に学ぶ魚道形式など)の考え方

5)自然河川工学の実践例
(1)河道法線と断面の工夫
(2)横断構造物と河川形態の創造
(3)砂防・治山施設の改良
(4)自然河川に学ぶ魚道計画

第3章 多自然型川づくりを越えて:空間デザインからの展開

1)いい川とは何か

2)河川の空間デザイン

3)川の自然回復と空間デザイン実践事例
(1)いたち川低水路整備
(2)いたち川ふるさとの川整備事業:稲荷森の水辺
(3)和泉川:東山の水辺・関ヶ原の水辺

第4章 多自然型川づくりを越えて:都市・地域、流域圏からの展開

1)自然的空間としての川の利用と活用

2)都市・地域の「空間としての川」の再生、利用
(1)都市軸としての河川空間
(2)親水空間としての再生
(3)都市再生の要としての川の再生
(4)今後の課題

3)渇水、洪水、水質対策
(1)激化する世界の水不足、洪水問題
(2)新たな洪水問題
(3)水資源問題

4)生物のすみ場としての河川
(1)エコロジカル・ネットワークの一員
(2)川の区画と生物のすみか
(3)水域と生態系のネットワークの保全
(4)流域でのネットワークの保全

5)自然と共生する流域圏・都市の再生
(1)水循環(系)と流域管理
(2)先進的な取り組みの事例
(3)自然と共生する流域圏・都市の再生シナリオ
(4)自然と共生する都市再生シナリオ
(5)国の取り組み

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